フマキラーでは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)へのウイルス不活化試験を外部研究機関で行い、以下に示す当社除菌剤5品に含まれる成分について、その効果を確認しています。(2020年4月21日、国立大学法人広島大学大学院医系科学研究科ウイルス学研究室)

効果を確認した成分
・製品液A 成分:発酵アルコール、グレープフルーツ種子エキス、緑茶抽出物
(台所用アルコール除菌剤)
・製品液B 成分:発酵アルコール、グレープフルーツ種子エキス、電解アルカリイオン水
(住宅用ウイルス対策剤アルコール処方)
・製品液C 成分:グレープフルーツ種子エキス、pH調整剤
(住宅用ウイルス対策剤ノンアルコール処方)
・製品液D 成分:発酵アルコール、グレープフルーツ種子エキス、電解アルカリイオン水
(住宅用アルコール除菌洗浄剤)
・製品液E 成分:発酵アルコール、パラベン、塩化セチルビリジニウム、グレープフルーツ種子エキス、ヒアルロン酸Na
(住宅用アルコール除菌ウェットティシュ)

新型コロナウイルスへの効果(ウイルス不活化試験にて確認)
ウイルス残存率 ウイルス残存率
当社除菌剤成分は、10秒という短時間接触でも
新型コロナウイルスに対して
不活化効果を持つことを確認しています。
ウイルス不活化試験(TCID50法による確認)
試験内容:当社製品5品に含まれる成分に対して新型コロナウイルスの不活化効果を調べた。
試験方法概要:
<試験実施日>
 製品液A、B、C:2020年4月16日  
 製品液D、E:2020年4月25日
<供試ウイルス>新型コロナウイルス(SARS-CoV-2 分離株)
<方法>
試験品0.9 mLにウイルス液0.1 mLを混合し、10秒作用させた。製品液A、B、C、Dは原液、製品液Eは絞り液を試験品とした。
作用後、混合液から0.05mL採取し、培地で100倍程度に希釈して作用を停止させた。
②の液を感染価測定用試料の原液としてTCID50法で感染価を測定した。各試験実施日における対照(ブランク)の感染価は3.6×106TCID50/mL(2020年4月16日実施)、2.0×106TCID50/mL(2020年4月25日実施)であった。
試験結果:
試験品 感染価(TCID50/mL) 減少率
製品液A [成分:発酵アルコール、グレープフルーツ種子エキス、緑茶抽出物]
(台所用アルコール除菌剤)
<6.3×102 99.9%以上
製品液B [成分:発酵アルコール、グレープフルーツ種子エキス、電解アルカリイオン水]
(住宅用ウイルス対策剤アルコール処方)
<6.3×102 99.9%以上
製品液C [成分:グレープフルーツ種子エキス、pH調整剤]
(住宅用ウイルス対策剤ノンアルコール処方)
<6.3×102 99.9%以上
製品液D [成分:発酵アルコール、グレープフルーツ種子エキス、電解アルカリイオン水]
(住宅用アルコール除菌洗浄剤)
<6.0×102 99.9%以上
製品液E [成分:発酵アルコール、パラベン、塩化セチルビリジニウム、グレープフルーツ種子エキス、ヒアルロン酸Na]
(住宅用アルコール除菌ウェットティシュ)
<6.0×102 99.9%以上
減少率(%):100-
(各試験品作用後の感染価/初期感染価)×100

試験製品5品に含まれる成分において、検出限界の99.9%以上の不活化効果を発揮しており、感染価を大幅に低減させることが確認されました。
コロナウイルスについて
遺伝情報

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)はニドウイルス目コロナウイルス科コロナウイルス亜科ベータコロナウイルスに分類されるウイルスです。

コロナウイルス科のウイルスは、表面に、スパイク蛋白、エンベロープ蛋白、膜蛋白を含む脂質膜(エンベロープ)を有するという共通構造をもちます。このエンベロープ膜を破壊することで、ウイルスを不活化させることができます。

コロナウイルスに
効くメカニズム

エンベロープ
(脂質で構成された膜)
を溶かし、
ウイルスを不活化します。

コロナウイルスに効くメカニズム 図 コロナウイルスに効くメカニズム 図
コロナウイルスに効くメカニズム 図
※上記メカニズムは試験結果や類似成分からの推定となります。