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お知らせ

当社除菌剤成分のコロナウイルス科に対する効果を確認

2020.02.28

※2020年9月4日、一部改定しております。

フマキラー株式会社(本社:東京都千代田区、社長:大下一明)では、新型コロナウイルスと類似するネコ腸コロナウイルスへのウイルス不活化試験を外部試験機関(一般財団法人北里環境科学センター)にて実施し、当社除菌剤成分について、その効果を2020年2月19日に確認しましたのでご報告します。

【効果を確認した成分】
・製品液A 成分:発酵アルコール、グレープフルーツ種子エキス、緑茶抽出物
 (台所用アルコール除菌剤)
・製品液B 成分:発酵アルコール、グレープフルーツ種子エキス、電解アルカリイオン水
 (住宅用ウイルス対策剤アルコール処方)
・製品液C 成分:グレープフルーツ種子エキス、pH調整剤
 (住宅用ウイルス対策剤ノンアルコール処方)

【ウイルス不活化試験(TCID50法による確認)】
試験内容:当社製品3品に含まれる成分に対してネコ腸コロナウイルスの不活化効果を調べた。
試験方法概要:
<供試ウイルス> ネコ腸コロナウイルス(Feline enteric coronavirus,WSU 79-1683株)
<方法>
①試験品0.9 mLにウイルス液0.1 mLを混合し、10秒作用させた。
②作用後、混合液から0.1 mL採取し、培地で100倍程度に希釈して作用を停止させた。
③②の液を感染価測定用試料の原液としてTCID50法で感染価を測定した。対照(ブランク)の初期感染価は1.1×105 TCID50/mLであった。

試験結果:
試験品 感染価
(TCID50/mL)
減少率
製品液A [成分:発酵アルコール、グレープフルーツ種子エキス、緑茶抽出物]
(台所用アルコール除菌剤)
< 1.3×10 99.9%以上
製品液B [成分:発酵アルコール、グレープフルーツ種子エキス、電解アルカリイオン水]
(住宅用ウイルス対策剤アルコール処方)
< 1.3×10 99.9%以上
製品液C [成分:グレープフルーツ種子エキス、pH調整剤]
(住宅用ウイルス対策剤ノンアルコール処方)
< 1.3×10 99.9%以上

減少率(%):100―(各試験品作用後の感染価/初期感染価)×100
試験品3品に含まれる成分において、検出限界の99.9%以上の不活化効果を発揮しており、感染価を大幅に低減させることが確認されました。

ネコ腸コロナウイルスと新型コロナウイルスはウイルス学的に同じコロナウイルス科に分類され、同じ構造をしております。コロナウイルスは脂質二重膜をもつエンベロープウイルスであり、当社製品はこの脂質二重膜を溶解することで、ウイルスを不活化させることができるため、ネコ腸コロナウイルスへの効果を確認した当社除菌成分3種については、新型コロナウイルスに対しても同様の効果を発揮することが想定されます。(2020年4月24日リリース「当社除菌剤成分の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する効果確認」をご参照ください)
「コロナウイルスとは」(国立感染症研究所)

エンベロープウイルス・ノンエンベロープウイルスとは
エンベロープウイルスとは、脂質などで構成された膜を持つウイルスであり、この膜がアルコールにより溶解されるため、一般的にアルコールが効きやすいウイルスです。インフルエンザウイルスやコロナウイルスはエンベロープウイルスです。
ノンエンベロープウイルスとは、膜構造を持たずタンパク質の殻に覆われたウイルスであり、一般的にアルコールが効きにくいウイルスです。ノロウイルスやロタウイルスなどはノンエンベロープウイルスです。

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