東京港青海ふ頭で確認された「ヒアリ」についての報道に関して
~定着阻止への積極的な協力や、より一層の啓発活動に取り組みます~
10月21日環境省より、「東京港青海ふ頭において9月10日、10月7日および10月9日に特定外来生物ヒアリが確認されたことを受けて、環境省では、専門家及び東京都の協力のもと、10月10日から18日にかけて、確認地点の追加調査を実施しました。」との報道発表がなされております。
調査の結果、一定の規模のコロニーを形成しており、多数の有翅女王アリを含んでいたことが確認され、確認された個体は既に殺虫処理を行いましたが、繁殖可能な有翅女王アリが周囲に飛翔した可能性があり、一層の対応が必要な状況であると考えます。また専門家からは、繁殖可能な女王アリが飛び立ち他の場所に広がった可能性が高いこと、速やかに徹底した周辺調査と防除を行わなければ定着が危惧されることが指摘されています。
2017年6月の国内初確認以降、これまでのヒアリの確認事例は2019年10月21日現在で14都道府県、計45事例となると環境省より報道発表がされました。
当社では今回の調査および駆除に協力し、今後も定着阻止に向け関係機関との連携を密にし、商品の提供や情報の発信等、全面的に協力をしてまいります。
(環境省報道発表資料)
http://www.env.go.jp/press/107355-print.html
■ヒアリについて
2017年6月、日本でヒアリが初めて確認されました。ヒアリは、本来、南米中部に生息するアリです。しかし、船や飛行機に積まれたコンテナや貨物にまぎれ込んで、1940年代頃からアメリカ合衆国やカリブ諸島に次々と侵入し、2000年代には原産地から遠く離れたオーストラリア、ニュージーランド、中国、台湾でも発見されるようになりました。日本へも、同じような経路で海外からやってきています。外来生物法により「特定外来生物」に指定されています。
(環境省HP「ヒアリの基礎知識」)
http://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/02_general/index.html
<対策>
ヒアリは殺虫剤に対して特別に強いわけではなく、当社のアリ対策剤がヒアリに対しても効果があることを確認しております。また2017年、神戸市で発見されたヒアリの緊急防除においては、当社の液体タイプとベイトタイプの製品が使用されました。
目の前のアリを駆除するには、アリ用エアゾールの「アリフマキラー」「アリカダン」、アリを巣ごと駆除するには、アリ用液剤の「巣のアリ退治 液剤」「アルゼンチンアリ 巣ごと退治液剤」「カダン アリ全滅シャワー液」、またはアリ用ベイト剤の「ウルトラ巣のアリフマキラー」「アリカダン ウルトラ巣のアリ退治」「アルゼンチンアリ ウルトラ巣ごと退治」、さらにアリの侵入を予防するには、アリ用粉剤の「アリ・ムカデ粉剤」「アルゼンチンアリ殺虫&侵入防止粉剤」「アリカダン粉剤」などがお勧めです。
しかし、ヒアリは攻撃性が強く、腹部の毒針で刺されると激しい痛みを生じ、最悪の場合はアナフィラキシーショックによって死に至ることもある危険な生物ですので、ヒアリを発見した場合には、各地域の公共団体等に通報してください。
また当社では、製品の販売だけでなく、当社が運営する「フマキッズこども研究所」 の子供向けイベントや店頭での啓発活動、学校での特別授業などにも積極的に取り組み、ヒアリをはじめとする害虫の危険性についての正しい知識を広くお伝えしています。
(フマキッズこども研究所)
https://www.fumakilla.co.jp/kids/
【フマキラーのアリ対策剤】
◆目の前のアリを駆除するには・・・
対策:アリ用エアゾールをスプレーする。
対象商品:アリ用エアゾール
・アリフマキラー 300mL、450mL
・アリカダン 480mL
◆アリの巣ごと駆除するには・・・
対策:アリ用液剤をかける。
対象商品:アリ用液剤
・巣のアリ退治 液剤 800mL
・アルゼンチンアリ 巣ごと退治液剤 1.8L
・カダン アリ全滅 シャワー液 1L、2L
対策:アリ用ベイト剤を設置する。
対象商品:アリ用ベイト剤
・ウルトラ巣のアリフマキラー 10個入
・アリカダン ウルトラ巣のアリ退治 10個入
・アルゼンチンアリ ウルトラ巣ごと退治 20個入
◆アリの侵入を予防するには・・・
対策:アリ用の粉剤をまく。
対象商品:アリ用粉剤
・アリ・ムカデ粉剤 600g、1kg
・アルゼンチンアリ殺虫&侵入防止粉剤 2kg
・アリカダン粉剤 700g、1.2kg
フマキラー株式会社(本社:東京都千代田区、社長:大下一明)では、「人の命・暮らし・環境を守る」という経営理念のもと、製品開発や社会活動に取り組むとともに、今後も害虫対策や感染症予防対策等についても積極的な啓発活動に取り組んでまいります。