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フマキラー、広島県廿日市市と「廿日市市における特定外来生物の対策に関する協定」に調印

2018.06.21

危険害虫対策の知識と経験を活かし、地元に恩返し

フマキラー株式会社(本社:東京都千代田区、社長:大下一明)は、広島県廿日市市(市長:眞野勝弘)と、「廿日市市における特定外来生物の対策に関する協定」を締結することに合意し、6月18日、廿日市市役所において、廿日市市眞野市長、フマキラー株式会社大下社長出席のもと調印式が行われました。自治体とのこのような協定は全国初となります。

本協定では、廿日市市とフマキラーが相互に連携・協力し、廿日市市内における特定外来生物の早期防除及び特定外来生物による被害の低減等の対策を行うことにより、市民の良好な生活環境の保全と安全・安心なまちづくりの推進に寄与することを目的としています。

本協定が合意にいたった背景には、市では、近年、日本には本来存在しなかった特定外来生物の侵入や感染症の発生といった脅威が身近な問題となってきている状況の中、「いつまでも住み続けたいまち」を目指して、誰もが安心して暮らせる環境を作っていくためには行政だけではなく、専門知識をもつ民間企業との協働が必要との判断がありました。

一方フマキラーは、「ひとの命、ひとの暮らし、ひとを育む環境を守る。」という経営理念のもとに、商品開発や社会活動に取り組んでおります。平成23年には、環境省、独立行政法人国立環境研究所と連携し、東京都大田区内に定着した特定外来生物アルゼンチンアリの地域根絶に向けた防除事業に参画し、アルゼンチンアリ防除手法の開発に協力。「アルゼンチンアリ防除マニュアル」の策定に貢献しております。また、昨年の特定外来生物ヒアリ・アカカミアリ侵入時は、神戸市の要請を受けてアリ対策剤を無償提供し、緊急防除作業にも参加しております。

この度の協定において、市とは昭和29年より工場の移転を開始して以来のお付き合いがあり、「いつまでも住み続けたいまち」を標榜されている市の活動に共感するとともに、主要生産拠点として、フマキラーを育ててくださった地元に恩返しをさせていただける良い機会と捉え、協定の締結に同意させていただくことになりました。

フマキラーは、長年培ってきた害虫に対する研究成果や知識を活かしながら、今後も害虫対策や感染症予防対策について積極的な啓発活動に取り組み、安心な地域、社会づくりに貢献してまいります。

<「廿日市市における特定外来生物の対策に関する協定」協力内容>

(1)調査
(2)研究
(3)防除に関する普及啓発活動
(4)情報交換
(5)侵入発生時等の緊急対応
(6)その他特に要請のあった事項

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