「ダニ媒介感染症に係る注意喚起について」
厚生労働省発表に関して
北海道札幌市でダニ媒介脳炎患者(国内4例目)発生
札幌市は、8 月8 日、市内医療機関よりダニ媒介脳炎の届出があり、本件は、国内4 例目(いずれも道内)の発生との報道発表を行いました。
この発表をうけ厚生労働省では同日、各都道府県などに対し、「ダニ媒介感染症に係る注意喚起について」の通達を出しました。
本通達では、ダニ媒介脳炎や重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を含むダニ媒介感染症に関しては、ダニに咬まれない予防措置を講じるとともに、もし発症した場合には、早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要であること、また蚊媒介感染症及びダニ媒介感染症の予防啓発資材を活用し、ダニ媒介感染症について、改めて注意を喚起しています。
(厚生労働省 自治体向け情報:2017年8月8日)
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000174219.pdf
■ダニ媒介感染症
ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに咬まれることによって起こる感染症のことです。
人が野外作業や農作業、レジャー等で、これらのダニの生息場所に立ち入ると、ダニに咬まれることがあります。ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、咬まれた人が病気を発症することがあります。
(厚生労働省「ダニ媒介感染症」)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164495.html
■ダニ媒介脳炎
ダニ媒介脳炎は、ウイルスを保有するマダニに刺咬されることによって感染する疾患で、中央ヨーロッパダニ媒介脳炎とロシア春夏脳炎の二型に分けられます。
日本では1993年以降、北海道において発生が確認されています。
(厚生労働省「ダニ媒介脳炎について」)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000133077.html
■重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、主にウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染するダニ媒介感染症です。
感染症法では四類感染症に位置付けられています。
(厚生労働省「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について」)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000169522.html
<対策>
草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボン(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる、または登山用スパッツを着用する)、足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくすることが大事です。虫よけ剤の中には服の上から用いるタイプがあり、補助的な効果があると言われています。また、お肌の虫よけには「スキンベープ」や「天使のスキンベープ」を使用することをお勧めします。また、お庭作業には「ヤブ蚊バリア」、屋内の駆除では「フマキラーAダブルジェット」などのご使用もお勧めです。
フマキラー株式会社(本社:東京都千代田区、社長:大下一明)では、「人の命・暮らし・環境を守る」という経営理念のもと、商品開発や社会活動に取り組むとともに、今後も害虫対策や感染症予防対策等についても積極的な啓発活動に取り組んでまいります。