ウイルスによる感染症の基本的な予防方法

ウイルスによる感染症の基本的な予防方法

みなさんはウイルスによる感染症というとどのようなイメージをお持ちでしょうか?多くの人は冬に大流行するインフルエンザを思い浮かべると思いますが、感染症は他にもあります。

これらの感染症はそれぞれ原因が異なるため、予防方法も当然異なります。しかし、ウイルス感染を防ぐ基本的な予防法は共通していることが多いです。今回はこの基本的な予防方法に着目したウイルス感染対策の情報を解説します。

ウイルス感染から身を守る4つの基本的な予防方法

ウイルス感染から身を守る4つの基本的な予防方法

早速、ウイルス対策を行う上での予防方法をご紹介します。まずはウイルスから身を守る上では基本中の基本ともいえる4つの予防方法をご覧ください。

手洗いをする

多くの人が小さな子どもの時から教えられてきた予防法がこちらの手洗いです。ウイルスによる感染症対策でなぜ手洗いが重要視されているかですが、身近な風邪やインフルエンザなどの病気はウイルスが手などを介して体内に侵入することで引き起こされるからです。

例えば会社や学校の机、電車の中の吊り革、ドアノブといった不特定多数の人が触る場所にはウイルスが付着している可能性があります。このような場所を手で触るともちろんウイルスは付着します。

その後ウイルスが付着した状態の手で顔に触れたり、食事をするとウイルスが口、目、鼻といった粘膜から体内に侵入します。ウイルスは体内に侵入すると増殖するため、これにより感染症を引き起こすことになります。

生活する中で「全ての物に触れるな」というのは不可能ですから、できる対策としては手に付着したウイルスを落とすことができる手洗いが有効となります。この手洗いをするだけで感染症を引き起こす可能性を大きく低下させることが可能です。

ただし、手洗いといっても水でサッと洗い流すだけでは大きな効果は期待できません。石けんを使用して指先、指の間、手の甲など洗い残しが目立つ箇所もしっかりとケアすることが大事です。

また、流水で洗い流した後には清潔なハンカチなどを使用してしっかりと拭き取るようにしましょう。その後、ウイルスに対して消毒効果を発揮するハンドアルコールを両手にすり込ませておけば安全な状態を保つことができます。ちなみに排泄、排便などウイルスが付着しやすい行動を起こした時は手洗いを2回行うのも有効です。

手洗いを2回行うだけでウイルスの除去効果が高まるという研究データもあるため、トイレだけではなく調理の際などにも推奨されています。
【参考サイト】厚生労働省「ノロウイルスによる現状と対策について-手洗いの時間・回数による効果」

うがいをする

ウイルスの体内への侵入経路の一つが口になるため、こまめなうがいは非常に重要な対策法です。感染症対策で行ううがいの方法ですが以下のような順番、やり方が推奨されています。

【POINT1】
食べかすを取り除き、口の中を清潔にする目的でうがい液を口に含んだら唇を閉じて、ほっぺたで強くブクブクする。

【POINT2】
できるだけ上を向き、左右にも首を振るようにする。のどの奥にまでうがい液を届かせることが大事。

【POINT3】
上を向いて「オ~」と声を出しながらうがいをする。

【POINT4】
口の中のうがい液が温かく感じてきたら吐き出すようにする。

【POINT5】
上記POINT2~POINT4を複数回繰り返す(うがい液なら2回ほど、他の液なら7回~8回)。

【参考サイト】東京都福祉保健局「(3)感染症予防対策」

以上が感染症対策で推奨されているうがい法となります。ちなみにうがいをする際には殺菌や消毒効果があるうがい液を使用するのが基本です。

マスクの使用

マスクの使用

マスクには咳やくしゃみの飛沫の飛散を防いだり、空気中に浮遊しているウイルスやホコリなどをキャッチする効果が期待できます。一般的な風邪はくしゃみや咳によって飛沫感染することもあるため、既に感染している人だけではなく、健康体の方も人が多い場所に出向く時はマスクの着用をおすすめします。

また、ウイルスは飛沫感染だけではなく空気感染のリスクもあります。具体的には地面に一度落下したウイルスが空気の流れで再び舞い上がり、鼻や口から侵入するなどが挙げられます。

その他換気状態が著しく悪化した場所も空気感染を起こしやすいため注意が必要です。ウイルスの感染を極力防ぐマスクの着用方法ですが、基本は「顔とマスクの間に隙間を作らせない」ことです。

ウイルスは肉眼では確認できない非常に小さなサイズであり、ほんのわずかな隙間から容易に侵入してきます。そのため、マスクと顔の間の隙間が目立つとマスクの効果は著しく低下します。

マスクを着用する時は自分に合ったサイズのものを使用し、ウイルスの侵入を防ぐようにしましょう。また、1日使用したマスクにはウイルスが付着している可能性が高いため、1日1枚程度を目安に交換しておくのがおすすめです。

予防摂取を受ける

予防摂取を受けることでウイルスに対する免疫を作り出せるため、感染症の拡大を防ぐ効果が期待できます。ちなみに国内で代表的な感染症でもあるインフルエンザは予防接種を行うことで高齢者の死亡を約80%、入院を約50%予防できるとされています。

もちろん予防接種を受ければ100%感染症にかからないというものではありません。しかし、極めて高い確率で感染症を防ぐ効果が期待でき、万が一発症しても重病になるのを防ぐことも可能です。

特に免疫力が弱い高齢者や小さな子どもは一度感染すると思わぬ重篤化を招く恐れもあります。現在は各市町村で公費で受けられる定期予防接種もあります(一部自己負担あり)。また、自費になってしまいますが任意予防接種も各医療機関で受けることができるため、感染症のリスクを低下させたい方は一度各市町村や医療機関に相談することをおすすめします。

規則正しい生活習慣もウイルス感染から身を守るには大切

規則正しい生活習慣もウイルス感染から身を守るには大切

厚生労働省などでも推奨されている基本的な感染症対策を紹介しました。もちろん前述の基本的な予防方法でも効果は期待できますが、毎日の生活習慣の中でも意識しておきたいことがいくつかあります。ここではウイルスから身を守るために日常生活の中で意識しておきたいポイントをまとめましたので解説します。

質の良い睡眠

先ほども取り上げましたがウイルスから身を守るには「免疫」が重要です。免疫とは体の中の防御システムのことであり、外部から侵入してきたウイルスや細菌に抵抗したり、駆除する働きを担っています。

そのため、免疫力が高い人であれば健康状態を良好に保つことが可能です。逆に免疫力が著しく低下している方は体の中でウイルスに抵抗できないため、感染症にかかるリスクが高まります。

つまり、ウイルスに抵抗するには免疫の機能を高める必要があるということです。そしてこの免疫力を高めてくれるのが質の良い睡眠となります。睡眠は免疫機能を高めるだけではなく、体力の回復や心身の安定をもたらすことでも知られています。

現在、睡眠不足の生活が中心で体調を崩しやすい方は睡眠時間をたっぷりと確保して、免疫機能を高めておくようにしましょう。睡眠で感染症予防をする場合の注意点ですがあくまでも「質の良い睡眠」を心がけることです。

質の良い睡眠とはいわゆる「深い眠り」といわれる「ノンレム睡眠」のことを指します。ノンレム睡眠の間は脳もゆっくり休める状態にあり、免疫力を高めるサイトカインが豊富に分泌されます。

文部科学省所管の独立行政法人化学技術振興機構が運営するJ‐STAGEでも深い眠りのノンレム睡眠は免疫力強化に役立つといわれています。ノンレム睡眠を得る方法は基本的に就寝2時間~3時間前になったら強い光を浴びないことです。

このような工夫を施すことで質の良い睡眠を促すメラトニンが正常に分泌されるため、ノンレム睡眠にも入りやすくなります。「寝てもすぐに目が覚めてしまう」という方はぜひ参考にしてみましょう。

栄養バランスの整った食事

カップ麺や菓子パンなど栄養バランスが偏った食生活はそれだけで免疫機能の低下を招きやすくなります。そのため、栄養バランスが整った食生活というのは常に意識しておきましょう。

健康を維持するためには糖質、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をしっかりと摂取することです。これらの5大栄養素ですが糖質、脂質、タンパク質は主に体や頭を使う際のエネルギー源となります。

また免疫細胞など体の基礎を作る上で欠かすことができないのはタンパク質とミネラルです。ビタミンには免疫力を高める働きがあります。特にウイルスから身を守るのに役立つのがビタミンCやビタミンAです。レモン、イチゴ、ブロッコリーなどに含まれるビタミンCはウイルスから身を守り、ウナギやレバーに含まれているビタミンAにはウイルスの侵入を防ぐ粘膜を保護する働きがあります。

ちなみにこのビタミンC、ビタミンAは既に風邪をひいてしまった場合にも有効とされているので、積極的に摂取していきましょう。注意点としてはビタミンCは体内で合成できないので、すべてを留めておくことができません。そのため、免疫力を高める目的でビタミンCを摂取するのであれば毎日摂取することを推奨します。

適度な運動

ムリのない範囲で行う運動も免疫力向上に効果があるとされています。特におすすめなのがウォーキングです。ウォーキングを行うことで心肺機能を高めることができ、ウイルスなどに対する抵抗力を身につけることができます。

毎日20分ほどのウォーキングが理想ですが普段の仕事や生活が忙しいという方もいます。そのような方は「仕事が終わったら1駅分だけ歩いて帰る」「普段はエスカレーターを使用しているけど階段を利用する」といった工夫を施してみましょう。

また、適度な運動は代謝の向上にもつながります。代謝向上で得られるメリットは基礎体温が上がり、免疫力を担う免疫細胞の働きが正常になることです。免疫細胞の働きが正常であれば体内に侵入してきたウイルスにもしっかりと抵抗するため、風邪などを防げる確率も高まります。

特に基礎体温と免疫力は一見関係がなさそうですが、体温が1度低下すると免疫力も30%落ちるといわれています。冷え性で風邪などをひきやすい方は適度な運動を取り入れて基礎体温をアップさせてみましょう。

ウイルスによる感染症の予防は年間を通してフルに行う必要がある

ウイルスによる感染症の予防は年間を通してフルに行う必要がある

感染症から身を守るためにはさまざまな予防法を取り入れることが大切です。上で紹介した予防法を実践すれば100%ではありませんが、高い確率でウイルスの脅威を除去できます。しかし、この予防法ですが中には「いつまで実践すればいいの?」という方もいるのではないでしょうか。

この疑問に対する回答ですが、基本的には年間を通してフルに実施することを推奨します。と、いうのも一口にウイルスによる感染症といっても流行の時期などが異なるためです。以下に主な感染症と流行時期をまとめましたのでご覧ください。

感染症名 流行時期
ノロウイルス感染症 10月~3月
インフルエンザ 11月~4月
ヘルパンギーナ 5月~8月
手足口病 5月~8月
ロタウイルス 2月~5月
咽頭結膜熱(プール熱) 5月~9月

ご覧のように冬に大流行となるノロウイルス感染症やインフルエンザの他にもさまざまな感染症があります。そして注目してもらいたいのは各感染症の流行時期です。ノロウイルスやインフルエンザは前述のように主に冬がピークとなります。

しかし、その他の感染症は春~秋にかけてピークを迎えます。毎年5月~8月に目立つヘルパンギーナは主に乳幼児に見られる典型的な夏風邪の一種であり、手足口病は病名どおり手足や口の中に水疱性の発疹が見られるようになります。

また、2月~5月に発症しやすいロタウイルスは急性胃腸炎を引き起こす感染症であり、主に乳幼児や小さな子どもに多いです。アデノウイルスが原因となる咽頭結膜熱はプールの水を介し、人から人へ感染するため別名「プール熱」とも呼ばれています。咽頭結膜熱は5月~9月の時期に目立ちます。このように各感染症の流行時期というのは異なります。

そのため、冬場のノロウイルス、インフルエンザの時期だけに手洗いやうがいをしたり、生活習慣を整えるという季節限定の予防は推奨できるものではありません。特に春~秋にかけての感染症は小さな子どもがかかりやすいため、お子様を持つ家庭では年間を通して手洗いやうがいを徹底させることが大切です。

持っているとちょっと便利なウイルス対策アイテム

ここまでウイルスによる感染症の予防方法などを紹介しましたが、中には「ウイルスから身を守る便利なアイテムはないの?」と思う方もいるでしょう。そのような方におすすめしたいのが「アレルシャット ウイルスイオンでブロック」です。

こちらの便利グッズは顔にスプレーするだけでウイルスを吸着し、鼻や口からのウイルス侵入をブロックする働きがあります。化粧品などにも含まれている肌に優しいヒアルロン酸Naを配合しており、メイクの上からスプレーしても化粧崩れを起こさないため女性も手軽に使用することができます。

近年大気汚染の原因にもなっているPM2.5にも有効です。携帯しやすいサイズでもあり、外出先でも問題なく使用することができます。

通勤、通学時に利用する電車やバスは不特定多数の人が乗車するため、ウイルスが蔓延しやすいです。「アレルシャット ウイルスイオンでブロック」はそのような環境で生活する方には特におすすめといえます。

また、このスプレーを使用する際は単体で使うのではなく先ほど解説したマスクの着用や手洗い、うがいなどの対策法も併せて実践してください。より大きな効果を見込むことができます。

1人、1人がウイルスの感染症を防ぐという意識を持つことが大切

今回はウイルスによる感染症の基本的な予防や規則正しい生活習慣の重要性などを解説しました。ウイルスによる感染症は基本的に100%シャットダウンすることは不可能です。しかし、適切な予防や規則正しい生活習慣を身につけることで感染者の数は減らすことができます。

ウイルスによる感染症の恐ろしいところは1人が発症したら、それが周囲にあっという間に広がる点です。

完璧に防ぐのは難しいですが1人、1人が「ウイルスから身を守る」という意識を持ち、生活することで余計な感染症大流行は防ぐことは可能です。毎年インフルエンザなどの感染症にかかりやすいという方は、今年はちょっと気合いを入れてウイルス対策をしてみてはいかがでしょうか?ぜひ参考にしてください。

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