自分でできる暑さ対策&冷却グッズを紹介。しっかり対策して夏を乗り切ろう!

自分でできる暑さ対策&冷却グッズを紹介。しっかり対策して夏を乗り切ろう!

いよいよ暑い夏がやってきます。年々暑くなり、近年では毎年最高気温の記録を塗り替えていますね。コンクリートに囲まれた住宅や風通しの悪い部屋の暑さは耐え難いものがあります。

そこで今回は、エアコンだけに頼らず上手く涼しさを取り入れるコツや冷却グッズ、そして効果的な暑さ対策をご紹介していきます。今年もしっかり暑さ対策をして乗り切りましょう。

暑さ対策の基本

地球温暖化や都市部のヒートアイランド現象によって、暑さは厳しくなり熱中症の多発も深刻になっています。そこで、「暑さ対策」は、夏の暑さによる体のストレスを低減させることと熱中症予防の両面で効果的な対策をしていく必要があります。

「暑さ指数」に着目しよう

「暑さ指数」は熱中症を予防する目的で、環境省から提供されている指標です。単純に気温だけでなく、気温・湿度・日差しの強さの3つの要素から暑さを表します。単位は、気温と同じ「℃」で示されます。

日常生活における熱中症予防指針

暑さ指数(WBGT) 熱中症予防のための指針
31℃以上 危険 外出はなるべく避け、涼しい室内で過ごす。
28~31℃未満 厳重警戒 外出は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
25~28℃未満 警戒 運動や作業をする際、定期的に充分な休息が必要。
25℃未満 注意 激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。

【参考】環境省http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php

日々、最高気温だけでなく「暑さ指数」に着目することで、より的確な熱中症予防が可能になります。特に高齢者や子どもは、熱中症になりやすいため注意しましょう。

暑さ対策

少しの工夫でできる暑さ対策をまとめてみました。

行動の工夫

  • 暑い日は無理をしない
  • 日陰を歩く
  • 涼しい場所に避難する
  • 充分な休憩や水分をとる
  • 天気予報や暑さ指数を参考にして予定を組む

住まいの工夫

  • 窓からの直射日光を遮断する
  • 風通しをよくする
  • エアコンを利用する
  • 気化熱を利用する

衣類の工夫

  • 衣服で熱や日射の侵入を防ぐ
  • 衣服の中の通気をよくする
  • 体からの熱と汗を早く逃す衣類を活用する
  • 日傘や帽子を着用する

エアコンの効果的な使い方

暑さ対策に欠かせない存在となったエアコン。しかし、エアコンに頼りすぎると体調を崩したり、電気代も気になります。次は、エコで効果的なエアコンの使い方をご紹介します。

扇風機を使って体感温度を下げる

扇風機を使って体感温度を下げる

風は人の体感温度を2℃下げるといわれています。そこで、消費電力が微量で安心して使える扇風機の風を利用します。エアコンの設定温度を1℃上げると約10%の節電になるとされています。扇風機とエアコンの併用で、体感温度を下げて、エアコンの設定温度を1℃上げましょう。

エアコンと扇風機の組み合わせで効果的だとされる理由は、部屋の中の「温度ムラ」を解消できることです。部屋の中の下方は設定温度になっているのに上部は温度が高いため、エアコンが勘違いして必要以上に冷やしてしまいます。これでは、電気代も余計にかかってしまいます。

そこで使い方ですが、扇風機はエアコンの風下にエアコンに向けて置き、頭は天井方向に向けます。これでエアコンと扇風機の風が合わさり、気流が生まれて、部屋の中をぐるぐる循環します。これまで足元にたまっていた冷気が顔や首にも届くようになって、体感温度が下がります。これでエアコンの設定温度を1℃上げることができますね。さらに冷やしすぎも起こらず、電気代にも体にもうれしい効果です。

冷やしすぎに注意が必要

実は、エアコンの使いすぎは熱中症のなりやすさにも影響を与える可能性があると考えられています。常にエアコンを使うことで快適な環境に体が慣れてしまうと、高温多湿という熱中症になりやすい状況に対応できない体になってしまうのです。

状況としては、うまく汗をかくことができなくて、体の熱を放出できず体温調節ができなくなります。結果、エアコンの使いすぎは、熱中症を引き起こしやすい要因となります。そのため、外気温との差は5℃以内がよいとされています。猛暑日などは室温を26~28℃に設定するのが理想です。

暑さ対策のポイント①「空気の流れをつくる」

空気の流れをつくることで、効果的に室温を下げることができます。朝夕の涼しい時間帯は、これらの方法でエアコンをつけなくても過ごせるときもありますよ。

帰宅後の部屋を効果的に冷やそう

外出から帰ったときの暑い室内をエアコンだけで冷やすのは、非効率でエコではありません。次の方法で効果的に一刻も早く快適な空間にしましょう。

まずは、窓を開けて室内のこもった熱気を外に出しましょう。コツは、対角線上にある二ヶ所の窓を開けて風の入口と出口を作ります。風は狭いところから広いところに抜ける性質があるので、入口となる窓は5~15cmに、出口となる窓は広く開けます。10分ほどで部屋の空気は入れ替わります。

扇風機を風の出口となる窓辺に置くと効果的に換気できます。扇風機の前面を窓側に向けて、後面を室内に向けます。そうすることで、部屋の中の熱気を外に押し出してくれます。

部屋の中の熱気がなくなったところでエアコンのスイッチを入れましょう。

対角線上に窓がない場合は「温度差換気」

対角線上に窓がない場合は、高低差を利用します。空気は温度が高いと上に昇り、温度が低いと下に下ります。これを利用して、低い位置の窓と高い位置の窓を開けると、家にこもった熱気が上の窓から外に放出され、下の窓から外の空気が入ってきます。この温度差を利用する方法は、「温度差換気」といわれる非常に効果的な換気方法です。

窓が1つしかない場合は左右を少しずつ開ける

窓が二ヶ所ない場合は、窓の両側を開けましょう。片方を20cmほど開けてもう一方を10cmほど開けると気流が生まれるので、かなりの換気効果があります。左右の幅を違わせて出口と入口をはっきりさせることがポイントです。

暑さ対策のポイント②窓まわりの暑さ対策

家の中の暑さ対策を考える上で一番大切なことは、「窓まわりの暑さ対策」です。というのも家の熱の7割は窓から侵入するからです。窓まわりの効果的な遮熱や遮光と換気で夏の暑さをずいぶん和らげることができるでしょう。

窓から直射日光を入れないようにする

窓から直射日光を入れないようにする

窓からの熱の侵入を和らげる方法をご紹介します。これらを使って太陽の直射日光を遮断することで、室内の温度の上昇を抑えることができます。エアコンの設定を上げても快適に過ごすことができるでしょう。

【遮熱カーテン】

部屋の温度が上昇する一番の原因は、窓からの熱気です。外出時だけでなく、在宅時もカーテンなどで直射日光を遮断しましょう。暑さ対策用の遮熱カーテンは、光は通して熱・紫外線・視線をカットという優れものです。

【すだれ・よしず】

熱気は部屋の中よりも外で防ぐほうが効果的です。そこで、昔ながらの「すだれ」や「よしず」の活用で窓に直射日光を当てない方法がおすすめです。どちらも窓から入る日差しを避けて、風を通す効果があります。すだれは、100円ショップでも手に入り、軒先に吊るして使います。よしずは窓際に立てかけるだけで簡単に使用できますが、サイズが大きく少し扱いにくいのがデメリットでしょう。

【グリーンカーテン】

今、植物を使った「グリーンカーテン」が人気です。窓の前につる性の植物を育ててカーテンを作り、直射日光を遮ることで暑さを緩和させます。すだれなどは、そのもの自体が熱くなりますが、植物は自分で蒸散をして温度調節をするためその心配もありません。さらに枝葉を通る空気は冷やされ、窓から入る風により体感温度も下がります。

グリーンカーテン向けの定番は「ゴーヤ」ですが、ヘチマや朝顔もおすすめです。植物を育てる楽しみや観賞、収穫の楽しみも味わえます。店頭に苗を見かけるようになったら早めに育てて、今年の夏は緑のカーテンを楽しんでみませんか?

グリーンカーテンについては、「初心者でもできる美しいグリーンカーテンの作り方」でも詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

暑さ対策のポイント③水の気化熱を利用する

暑さ対策のポイント③水の気化熱を利用する

日本古来の暮らしの知恵「打ち水」。家の前の道路に水をまくと、水が蒸発(気化)するときに周りの熱気を奪うため、空気の温度が下がって涼しくなります。水に濡れた地面を通る空気も冷やされます。

ただし、日中の炎天下に打ち水をすると一気に蒸発するので、湿度が上がり逆に蒸し暑く感じることもあります。朝夕の涼しい時間帯に行いましょう。玄関、ベランダ、外壁、エアコンの室外機の周りなどへの打ち水もおすすめです。

家の中で気化熱を利用して涼しくなる方法として、扇風機に向かって霧吹きで水をかけてみましょう。扇風機の風で水のミストが部屋中に散布されて、その気化熱で涼しく感じます。水の力で涼しくなりましょう。

暑さ対策のおすすめ「冷却グッズ」

夏本番の前に、今話題の「冷却グッズ」をご紹介します。アウトドアを少しでも涼しく快適に過ごせるように試してみてくださいね。

冷却タオル

気化熱を利用してひんやり感を実現する冷感タオルです。水に濡らして絞って振るだけで、冷蔵庫に入れていたみたいに快適な冷たさになります。首や肩にかけると暑さを和らげてくれるでしょう。水分が残っていれば、ぬるくなっても振れば何度でもひんやり感が復活します。

UV効果のあるものを選ぶと強い日差しから守ってくれて、スポーツやアウトドアなどの熱中症対策におすすめです。

衣類用冷感スプレー

衣類を冷感コートするスプレーです。家を出る前にスプレーすると、汗をかくたびにひんやりと気持ちいい清涼感を得られます。汗のニオイの消臭効果や除菌効果のあるものもあります。背中や脇の下などの汗のかきやすいところにスプレーすると効果的です。

直接体にスプレーするタイプもありますが、かぶれやすい方は注意が必要です。

首掛け携帯扇風機

普通の手持ちタイプの携帯扇風機もありますが、首掛けタイプはハンズフリーなので歩いたり、作業をするときに便利だと好評です。激しい運動は無理ですが、軽作業はできます。子どもの外遊び、通学や通勤にもおすすめです。首の下から直に風がくるため涼しさがアップします。思った以上にハンズフリーは便利ですよ。

ファンを好きな角度に変えられるものや風量の調整ができるものがおすすめです。

暑さに負けない「体づくり」も大切

暑さに負けない「体づくり」も大切

暑さ対策には、生活の中での工夫も必要ですが、暑さに負けない体をつくることも大切です。

熱中症は、体が暑さに慣れていないために起こります。そして、汗をうまくかけないと熱中症になりやすくなります。暑さに強い体は、日頃からの運動で鍛えましょう。例えば、一日30分ほどのウォーキングを10日間続けるといい汗をかける体になります。夏本番の暑さに向けて、早めに体の準備もしておきましょう。

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