新生児の期間はいつまで?睡眠時間や授乳間隔は?

新生児の期間はいつまで?睡眠時間や授乳間隔は?

生まれたばかりの赤ちゃんのことを「新生児」と呼びます。そして新生児の期間が過ぎると「乳児」と呼ばれるようになります。ここで多くのママ、パパが疑問に思うのは「新生児の期間」です。

新生児と乳児の違いはわかる方は多いですが、期間の詳細までは知らないという方がほとんどです。そこで今回は新生児と呼ばれる期間や新生児の睡眠時間、授乳に関する基本情報を解説します。

新生児と呼ばれる期間

赤ちゃんが新生児と呼ばれる期間ですが、出生後28日未満とされています。これは母親や乳児、幼児の健康維持や増進を図ることを目的とした法律「母子健康法」によって定められています。
【参考サイト】厚生労働省「母子保健の現状」

また新生児は生まれた日を「日齢0」と数え、早期と後期に分類することができます。日齢7までの期間を「早期新生児」、日齢7以降から日齢27までの期間が「後期新生児」となります。新生児の主な特徴ですが、この期間は生まれたばかりとあって免疫力なども備わっていない状態です。

また視力も約0.02ほどと未発達なため、ママやパパの顔などがボンヤリと見えるのは約20㎝~25㎝の距離だともいわれています。新生児は免疫力が低く、感染症にかかりやすいというリスクもあります。したがってこの期間はできるだけ母子ともに外出を控えることが推奨されています。

新生児の睡眠時間

新生児の睡眠時間

新生児は「寝ることが仕事」ともいわれています。したがってこの期間は1日の2/3以上の時間を睡眠に費やしていることも多々あります。一般的に新生児の睡眠時間は平均で16時間~18時間とされています。

ただし成長した子どもや大人のように一度にまとまって眠ることはありません。個人差はありますが、新生児は2時間~3時間おきに目を覚まします。生まれたばかりの赤ちゃんは「寝る」「母乳やミルクを飲む」「おしっこやうんちをする」といったシンプルな生活サイクルを繰り返しています。

そして昼夜の区別もつかないため、ママは真夜中でも起きて授乳をしなければなりません。これが子育て期間に多くのママが睡眠不足に陥る原因です。ちなみに新生児から乳児と呼ばれる期間に移ると、1日の睡眠時間は徐々に減っていくのが一般的です。

新生児の授乳

新生児の授乳

赤ちゃんの成長に欠かすことができない授乳も多くのママが気にするポイントです。ここでは時間と間隔に分けて、新生児の授乳に関する基本を解説します。

時間

新生児の授乳時間は個人差がありますが、左右のおっぱいを合わせて1回約20分~30分が理想的とされています。ちなみに生後3ヶ月ほどになると10分程度で飲み終わるようになります。生まれたばかりの赤ちゃんはまだ吸う力も弱いため、どうしても時間がかかるのが特徴です。また体力も備わっていない期間のため、中には授乳中に寝てしまう赤ちゃんもいます。

間隔

前述のように新生児は吸う力や体力がまだありません。したがって授乳間隔も非常に短いのが特徴です。授乳間隔は個人差がありますが、一般的に2時間~3時間おきとされています。

したがってママは1日8回~12回を目安に赤ちゃんにおっぱいやミルクをあげる必要があります。ちなみに1日に8回以上母乳を与えることを「頻回授乳」と呼びます。新生児の期間はこの頻回授乳が基本となりますので、当然のことながらママも寝不足になりがちです。

新生児の睡眠時間の疑問を解説

新生児の睡眠時間の疑問を解説

ここまで新生児の基本情報を解説しましたが、生まれたばかりの赤ちゃんにはさまざまな疑問を持っているママは多いです。また子育て中に「これって大丈夫かな?」と感じることもしばしばあるでしょう。そこでここからは新生児の睡眠時間や授乳に関する疑問を徹底解説します。まずは睡眠時間の疑問について見てみましょう。

なぜ2時間~3時間ごとに起きるの?

前述のように新生児は2時間~3時間ごとに目を覚まします。しかも昼夜関係なくですから、大人はどうしても寝不足になりがちです。新生児が2時間~3時間おきに目を覚ます理由ですが、これはレム睡眠とノンレム睡眠のバランスが関係しています。

体は眠っているけど脳は活発的に動いている状態がレム睡眠、体も脳も休息モードになってる眠りがノンレム睡眠となります。一般的によく言われる「浅い眠り」「深い眠り」はこのレム睡眠とノンレム睡眠のことを指しています。

そして赤ちゃんの睡眠の約50%~60%はレム睡眠(浅い眠り)で占めています。ちなみに成人の場合はレム睡眠の割合が全体の15%ほどとされています。レム睡眠は脳が活動している状態ですから、目を覚ましやすいという特徴があります。

そして新生児はこのレム睡眠の影響で2時間~3時間ごとに起きることになります。実際に子育てをしたことがあるママなら経験済みだと思いますが、小さな赤ちゃんはちょっとした物音や刺激ですぐに起きることが多々あります。また昼夜の区別がつかないこの期間は体内時計も機能していないため、夜中でも空腹や不快なことがあると目を覚ますのが特徴です。

寝すぎるのは病気?

新生児は2時間~3時間ごとに起きて母乳を飲むという生活サイクルを繰り返します。しかし、中には一般的とされている2時間~3時間を過ぎても寝ている赤ちゃんがいます。

このような状態になると、特に新米ママなどは「病気?」と心配してしまうこともあるでしょう。新生児の寝すぎ問題ですが、こちらは基本的に大きな心配をする必要はありません。

2時間~3時間ごとに起きるというのは、あくまでも一つの目安です。そのため1回の睡眠時間が平均よりも少ない赤ちゃんもいれば、多い赤ちゃんもいます。新生児が寝すぎるのは個性のひとつともいわれていますので【睡眠時間が長い=病気】とはなりません。

「寝る子は育つ」という格言があるとおり、よく寝る新生児は成長ホルモンの分泌が良好になりますので安心しておきましょう。ただし注意点としては新生児の長時間の睡眠は脱水症状や低血糖を招く可能性もあります。

したがって産院や病院によっては「起こしてでも授乳させてください」とアドバイスされることもあります。また授乳間隔が長くなると母乳量、ミルク量が不足することも考えられます。

その結果として新生児の体重が正常に増えないこともありますので、これらの点には十分に注意しておく必要があります。一般的に新生児は1日に25g~30gの割合で体重が増加することが多いです。

したがって睡眠時間が長い新生児の場合は、1日の体重増加量をチェックしておくことを推奨します。もし体重が正常に増えないという兆候が見られれば、母乳量、ミルク量が不足している可能性もあります。

このようなケースでは赤ちゃんを起こしてでも授乳をしたほうがよいこともあるでしょう。一口に新生児といっても睡眠時間や1日の体重の増加量は異なります。そのため、少しでも気になる点がある場合はかかりつけの医師に相談することを推奨します。

新生児の授乳の疑問を解説

新生児の授乳の疑問を解説

続いては新生児の授乳に関する疑問を取り上げてみましょう。

授乳量の目安は?

母乳は消化機能が未熟な新生児でも腸に負担をかけないため、基本的には赤ちゃんが飲みたいだけ飲ませてあげても問題はありません。ただ一般的に理想とされている授乳量の目安はあります。新生児の生まれてから1週間までの1回あたりの授乳量は【生後日数×10ml+10ml】で計算されます。つまり生後7日目までの新生児の1回あたりの授乳量目安は以下のようになります。

生後日数 授乳量目安
生後1日目 20ml (1日×10ml+10ml)
生後2日目 30ml (2日×10ml+10ml)
生後3日目 40ml (3日×10ml+10ml)
生後4日目 50ml (4日×10ml+10ml)
生後5日目 60ml (5日×10ml+10ml)
生後6日目 70ml (6日×10ml+10ml)
生後7日目 80ml (7日×10ml+10ml)

ご覧のように1日経つごとに1回あたりの授乳量は10mlずつ増えていきます。そして7日目以降から生後1ヶ月ほどまでは80ml~120mlの一定の量で推移していく流れとなります。ただし、何度も言うようにこれらの授乳量はあくまでも目安です。

上述の授乳量より少ない子もいれば、よく母乳を飲む子もいます。そのため授乳量に若干の増減があるからといって、すぐに慌てる必要はありません。新生児がしっかりと成長しているかは1日の体重の増加量が一つの判断材料になります。

したがって授乳量が少ないと悩むママは赤ちゃんの体重チェックをしてみましょう。このチェックで正常に体重が増えていれば、目安より多少少なくても大きな問題はありません。赤ちゃんの成長度合いも十人十色ですので、心配な点がある方は産院や病院で相談してみましょう。

授乳時間が長いけど大丈夫?

授乳時間が長い原因は複数あるといわれています。主な原因とされているのは以下のとおりです。

  • 不快なことがある
  • 上手に母乳を飲む力が備わっていない
  • 母乳の出が悪い・母乳量が不足している

赤ちゃんはおしっこやうんちなどでおむつが不快な状態になっていると泣くのが一般的です。しかし、授乳のタイミングでこの不快な状態が起きると、赤ちゃんは母乳を飲むことで不快感を解消しようとすることがあります。

その結果として授乳時間が平均より長くなると考えられています。また前述のように生まれたばかりの新生児はまだ吸う力も弱く、母乳を上手に飲める能力が備わっていないことが多いです。そのため、満腹感を得るまでに多少の時間を要するため、授乳時間が長くなりがちとなります。

母乳の出が悪い、母乳量が不足しているのも同様の理由で吸っても十分な母乳を確保できないため、なかなか満腹感を得られず、授乳時間が延びる傾向にあります。授乳の前におむつチェックなどをして良好な環境を整えてあげたり、ママの食生活を見直して母乳の質や出を良くするなどの工夫を施してみましょう。

授乳時間が短いけど大丈夫?

授乳時間が短く、母乳をあまり飲んでくれない赤ちゃんもいます。授乳時間が短い主な原因は赤ちゃんが母乳を飲むのに疲れてしまうことです。新生児は母乳を飲む体力もしっかりとは備わっていないため、疲れてしまうことが頻繁にあります。

その結果として短時間で母乳を飲むのをやめてしまうこともしばしばあります。また母乳を与えるママに原因があることも考えられます。具体的には乳房の状態が関係しています。乳房を触ってみて硬いしこりがある場合は、乳管が詰まっている可能性があります。

乳管が詰まっていると赤ちゃんが吸っても母乳が出てくることはありません。赤ちゃんが力を振り絞っておっぱいを飲もうとしているのに、一向に母乳が出てこないため、最終的に疲れて吸うのをやめてしまうこともあります。

また乳首の状態が陥没乳頭や扁平乳頭の場合、赤ちゃんが乳頭をくわえるまでに時間を要することもあります。この場合も赤ちゃんがおっぱいを飲みにくい環境になっているため、短時間でやめてしまうこともあるでしょう。乳管の詰まりなどは病院や産院でおっぱいマッサージを受けることで解消されることもあります。

また乳頭が原因の場合は乳首マッサージなどを受け、乳頭を柔らかくすることで、赤ちゃんが吸いやすい環境を整えることができるでしょう。母乳の出を良くしたり、赤ちゃんがおっぱいを飲みやすい環境を整えることで授乳時間も改善される可能性が高いので、気になる方は産院や病院で相談してみましょう。

新生児の睡眠時間、授乳間隔や時間は十人十色ということを理解しておこう

新生児の睡眠時間、授乳間隔や時間は十人十色ということを理解しておこう

新生児と呼ばれる期間、睡眠時間、授乳に関する基本的な情報を解説しました。新生児の睡眠時間、授乳間隔や時間などは理想とされる数字がありますが、覚えておきたいのはこれらの数字はあくまでも目安ということです。

赤ちゃんによっては睡眠時間が若干少ない、授乳時間が少しだけ短いということも多々あります。大人の睡眠時間や食事量と同じで赤ちゃんもこれらの要素は十人十色です。したがって平均や理想的な数字と比較して、多少の誤差があるからといって大きな心配をする必要はありません。

体重の増加など新生児が順調に成長していれば大きな問題になることは少ないので安心しておきましょう。ただし赤ちゃんに元気がなかったり、顔色が悪かった時などはすぐにかかりつけの医師に相談できる体制を整えておくことも大切です。

現在、生まれてから間もない赤ちゃんがいる家庭やこれから赤ちゃんが生まれてくる家庭ではさまざまな不安や疑問が出てくると思います。そのような時は決して一人で悩まずに家族や病院の力を借りながら頑張ってみましょう。

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